私と年上男とルームシェア




手続きも済み、俺たちはマンションへ戻った


途中で寄ったコンビニで買ってきた物を食べて、茜を先に風呂に入れさせた


俺はベランダに行き、タバコに火をつけた

空にはたくさんの星が見えた
涼しい夜…

もうすぐ夏が終わる


すると、後ろの窓ガラスが開く音がした

にっこりと笑顔を見せた
俺の横に座る茜


風呂から上がってきたばかりだからか、シャンプーの匂いがする


なんか喋んないと色々やばいな…




「茜…」


俺はタバコの火を消して、茜を見つめる



「答えにくいかもしれないけど、今日何があったんだ?衝突したって聞いたけど…」


茜も俺を見つめた




「衝突はしてないよ。あの大通りの横断歩道を歩いてたら、急にバイクが来て…でも、間一髪のところで男の人が腕を引いてくれたの。それで、軽い打撲とかすり傷ができたの」


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