私と年上男とルームシェア
亮太さんを見上げて、睨んだ
「…なんだよ。誘ってんの?」
「えっ、はっ!?」
なっ何言ってるの!?
「冗談だよ」
いたずらっぽく笑って、亮太さんはベッドから起き上がった
そして、亮太さんは用意を始めた
「私もう行くよ」
バックを持って、亮太さんにそう告げた
もう出なきゃいけない時間…
「あ?送ってくからもうちょい待って」
「えっ…でも」
それは申し訳ない…
わざわざ大学まで送ってもらうなんて
「なに遠慮してんだよ。もう気遣うような関係でもないだろ?」
当然のことのように亮太さんは言う
「うん…ありがとう」
言われた言葉が胸に響いた
夢じゃないんだと改めて感じる