私と年上男とルームシェア




あっという間に大学に着いた


残念…もう着いちゃった

けど、亮太さんはここから会社に行かなきゃいけないから、そんなこと言ってられない…




「ありがとう、亮太さん。いってらっしゃい」



「おう、いってきます」


車から降りてキャンパス内に入った


昨日まで夏休みということもあって、日焼けしている人がたくさん


そして、その中で見つけた…




「香澄ちゃーん!」


私の声に気がついた香澄ちゃんが振り返る




「茜!おはよー」



「おはよ!香澄ちゃん焼けたね〜」


半袖から出る腕はほんのり小麦色をしていた



「海行ってきたんだ〜」


海かあ…いいなあ




「それで、茜…何かいいことあったんでしょ?顔がうきうきしてるわよ」


わっ!鋭い…


そこへちょうど予鈴が鳴った



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