私と年上男とルームシェア
「そうそう、茜は笑ってろ。亮太の隣で」
「え?」
亮太の隣で…って
「…え?もしかして、まだ付き合ってなかった?」
「あ、ううん…付き合うことになったけど、どうして知ってるの?」
亮太さんが教えたのかな…?
「いや、亮太見てたらわかるよ。俺に敵対心剥き出しだったから」
そ、そうだったの…?
私まったくわからなかった
「ということで、おめでとう」
ん、と勇志くんは右手を差し出した
「握手。これからもよろしくって意味で」
そう言って勇志くんは微笑んだ
「ありがとう…よろしくね」
私も右手を差し出して、私たちは握手をした