私と年上男とルームシェア




「着いたぞ。おい、茜」


肩を揺らされ、目を開けた




「ん、着いた…?」


そっか…今、出掛けてたんだっけ

んっ…?




「てことは、私ずっと寝てた!?」



「ああ、気持ち良さそうに寝てたぞ」



「起こして良かったのに…ごめん」


もう何やってんのよ…

出先で寝るなんて…!



「俺は寝顔見れたからいいけどな〜。ほら、降りるぞ」


嘘、寝顔見られるなんて…

ショックを受けながら車を降りた


そこには…




「え…う、海!?」


そこには月明かりに照らされた海

風にのって潮のにおいもする




「夏っていえばやっぱり海だからな」


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