私と年上男とルームシェア




振り返ろうとすると、後ろから抱き締められた




「いいに決まってんだろ。でなきゃ、ここに連れて来ねえよ」


キツく強く抱き締められる

亮太さんの体温が伝わってきた




「ありがとう…」


ふいに涙が出てきた




「…ちょっと歩こうぜ」


亮太さんは私の涙を指で拭って、再び手を握ってくれた


そして、しばらく浜辺を歩いた


波の音しか聞こえないこの空間

ここに私達しかいないみたい…




「そういえば亮太さん何持ってるの?」


< 137 / 255 >

この作品をシェア

pagetop