私と年上男とルームシェア




手を繋いでる反対の手に長方形の何かを持っていた




「これか?…じゃあ、この辺でいいか」


そう言って亮太さんは、その長方形のものを広げ始めた




「これって…」



「よし、寝っ転がれ」


亮太さんが広げたのはシートだった




「海だけ見るのもいいけど、上だってすごいぞ」


上?

亮太さんの隣に寝っ転がり、上を見ると空には無数の星が輝いていた




「わあ…」



「波の音を聞きながら星を見るなんてなかなかないだろ?」



「うん…初めて」


すごすぎて言葉が出ない…

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