私と年上男とルームシェア




「一緒に暮らしてる…?茜、親に黙って男と住んでたのか!?」


お父さんがすごい形相で私に迫ってきた




「ち、違うよ。空いてる部屋が…」


必死に弁解してもお父さんは聞く耳を持たない




「うちに帰るぞ。これからはうちから学校に通え」


私の腕を掴んで歩き出すお父さん


そっそんな…!




「ちょっ、待ってよ!」


亮太さんの方に振り向くと、亮太さんも呆然と立ち尽くしている


やだ…

離れたくない…


強制的にくるまに乗せられて実家に連れてかれた




「もうあっちの家には行くな」


家に入るなりお父さんはそう言い放つ




「なんでダメなの!?」



「学生の身分で男と同棲なんて許すわけがないだろ」


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