私と年上男とルームシェア
(茜side)
お父さんに呼ばれ、亮太さんの横に座った
なんだろ…?
「こらからも、マンションで2人で暮らしていいぞ」
「え?いいの…?」
本当に…いいの?
あんなに反対してたのに…
「俺と母さんが結婚する時、周りはあまりいい反応をしなかった。そんだけ苦労もしたさ…理由なんて何でもいい。一緒にいたいなら、いればいい。…亮太くん」
「はい」
「娘をよろしく頼む」
「はい!」
嘘…いいの?
気が緩んで涙が出てきた
「ありがとう…お父さん」
「…たく、泣き止むまで2人で散歩して来い」
お父さんは私と亮太さんを外に出した
「お嫁に出したわけじゃないのに、泣きそうな顔よ」
「あんま見るなって…」
「まあ…ふふ」
私と亮太さんは夜風に当たりながら歩いた
まだ泣きじゃくる私の手を亮太さんは握った
「そろそろ泣き止めよ」