私と年上男とルームシェア




亮太さんは私を引き寄せた

その胸に顔をうずめる




「暖けえな…お前」



「亮太さんも暖かい…ねえ、疲れたんでしょ?もう寝よ?」



「ああ、寝る…おやすみ」


亮太さんは私のおでこにキスをした




「おやすみ…」


暖かい亮太さんの腕の中で眠りについた



朝、起きると隣に亮太さんはいなかった
リビングテーブルに書き置きがあった


"今日から朝早く出る。帰りも遅くなるから先に寝ててくれ。気をつけて学校行けよ"

さらにテーブルには朝ごはんが用意してあった

忙しいのに私のご飯は用意してくれるなんて…

亮太さんらしいよ


私も亮太さんに出来ることあればなあ…




「それはさ、茜の存在が助けになってるでしょ」



「そ、そうかなあ…」


学食で香澄ちゃんとお昼を食べる




「そうに決まってるじゃない」



「でも、私も何かしてあげたい…」


何か助けられることがあるなら…


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