私と年上男とルームシェア
「茜?」
「あ、ごめん…何でもない」
仕事で亮太さんは疲れてるはず…
迷惑掛けたくない
わかってるのに裾を掴んでしまった
掴んだ手を離すと…
「俺んとこ来る?」
え…?
自分の耳を疑った
今、俺んとこに来るって言った?
「どういう…こと?」
顔を上げて、亮太さんを見ると少し顔を逸らした
「寒かったら…その、俺んとこで寝てていいぞ」
そう言い残して亮太さんは私の部屋を出て行った
私も立ち上がり、自分の部屋を出て亮太さんの部屋に入った
少し大きめのベッド…
潜り込むと亮太さんの匂いがする
なんか今の私、変態っぽい…
けど…すごく落ち着く