私と年上男とルームシェア
大学も冬休みに入り、もうすぐ次の年になる
けれど、私…私たちの前に最大の壁が立ち塞がった
私と亮太さんがこたつでまったりとしているとインターホンが鳴った
「ああ…?誰だよ」
亮太さんはこたつから出て、玄関の方に向かった
なんだろ?
すると、亮太さんの大きな声が聞こえた
「なんで急にそんなこと言うんだよ」
な、何…?
私もこたつを出て、おそるおそる玄関に行った
そこには亮太さんに似ている男の人が立っていた
「俺にはこいつがいる」
私に気がついた亮太さんは私の肩をグイッと引き寄せた
「こんにちは、私は今泉龍二。亮太の父です。失礼ながらお嬢さんのお名前をお聞きしてもよろしいかな?」
にこやかな笑みを向けられた
亮太さんの…お父さん…!?