私と年上男とルームシェア




大学も冬休みに入り、もうすぐ次の年になる


けれど、私…私たちの前に最大の壁が立ち塞がった



私と亮太さんがこたつでまったりとしているとインターホンが鳴った




「ああ…?誰だよ」


亮太さんはこたつから出て、玄関の方に向かった

なんだろ?


すると、亮太さんの大きな声が聞こえた




「なんで急にそんなこと言うんだよ」


な、何…?

私もこたつを出て、おそるおそる玄関に行った


そこには亮太さんに似ている男の人が立っていた




「俺にはこいつがいる」


私に気がついた亮太さんは私の肩をグイッと引き寄せた




「こんにちは、私は今泉龍二。亮太の父です。失礼ながらお嬢さんのお名前をお聞きしてもよろしいかな?」


にこやかな笑みを向けられた


亮太さんの…お父さん…!?



< 192 / 255 >

この作品をシェア

pagetop