私と年上男とルームシェア




え…でも、この声…


声の方を向くと、そこにはいるはずのない人…




「りょ、亮太さん!?」



「迎えに来た」



「え、迎えに来たって…」


全く状況が掴めない…




「ねえ、茜の彼氏?」


私と一緒にいる友達が亮太さんに興味津々




「う、うん…」



「本当に!?かっこいい!」



「そういうことだから…茜連れてっていいかな?」



「は、はい」


亮太さんに手を引っ張られた




「じゃあ、またね!みんな!」


みんなにそう言って、歩き出そうとすると…




「か、川上!」


三沢くんがわたしを呼び止めた

亮太さんも足を止めて振り返る




「…いや、なんでもない。またな」



「うん、またね」


私たちは駐車場に向かい、亮太さんの車に乗り込んだ


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