私と年上男とルームシェア




亮太さんも食べる手を止めた

そして、困惑するように頭をかいた




「つっても…バスケ何年もやってねえよ」



「すぐに返事はしなくていい。でも、前向きに考えてみてくれ」


ご飯を食べ終わり、勇志くんは帰っていった


洗い物をし終え、亮太さんの方を見るとベランダでタバコを吸っていた




「…はい」


冷蔵庫から缶ビールを取り出して、ベランダに行って手渡した




「ああ、ありがと」


そのまま私も亮太さんの横に座った


すると、亮太さんはタバコをもみ消した

私にタバコの匂いを付けたくないと、私が近くにいる時は吸わない

そういうところ好き…




「…考えてるの?」


< 221 / 255 >

この作品をシェア

pagetop