私と年上男とルームシェア
亮太さんも食べる手を止めた
そして、困惑するように頭をかいた
「つっても…バスケ何年もやってねえよ」
「すぐに返事はしなくていい。でも、前向きに考えてみてくれ」
ご飯を食べ終わり、勇志くんは帰っていった
洗い物をし終え、亮太さんの方を見るとベランダでタバコを吸っていた
「…はい」
冷蔵庫から缶ビールを取り出して、ベランダに行って手渡した
「ああ、ありがと」
そのまま私も亮太さんの横に座った
すると、亮太さんはタバコをもみ消した
私にタバコの匂いを付けたくないと、私が近くにいる時は吸わない
そういうところ好き…
「…考えてるの?」