私と年上男とルームシェア




亮太さんはビールを一口飲んだ




「ああ…ぶっちゃけすげえ揺れてるんだよ」



「うん…」



「本当はバスケしたい。けど、一歩前に出れねえんだ」


亮太さんはビールを飲んで夜空を仰いだ

バスケがしたい気持ち…すごく伝わってくるよ

辞めたバスケをもう一度…




「亮太さんはバスケ好き?」



「…好きだよ」



「それならやればいいじゃない。好きなことやるだけやってみようよ」



「…茜」



亮太さんは私の手を引いて、優しく唇を重ねた




「ありがとう…」


後日、亮太さんは勇志くんにコーチの件を了承したと伝えた

勇志くんすごく喜んでた
亮太にバスケを教えてもらえるって…


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