私と年上男とルームシェア
そして、春休み
私は香澄ちゃんと共にバスケ部の練習の見学に行った
勇志くんはギャラリーでならいいと、先輩に了解を得てくれていた
「えーと、春休み中コーチをすることになった今泉亮太です。まあ…よろしく」
と、亮太さんはバスケ部のみんなに自己紹介
なんだか緊張してるみたい
珍しく早起きして準備してたし…
ジャージもちゃっかり洗濯して…
「それにしても…あんたの彼氏、イケメンね」
隣にいる香澄ちゃんは、苦笑いしていた
「どっかのモデルみたい」
「大学生の時とかスカウトに会ったことあるらしいよ…?」
「そりゃあ、あのルックスだものね」
みんなに教えてる亮太さんの顔は真剣でたまに笑顔を見せていた
ふふ…楽しそう
「顔がにやけてますよ〜、彼女さん」
「えっ、えっ…嘘!?」
私の反応に大笑いする香澄ちゃん
「もう、笑いすぎ!香澄ちゃんはどうなの?彼氏さんと」
「えっ、私?」
尋ねると、一瞬…香澄ちゃんの顔が曇ったような気がした
「そんなことより、何か飲み物買いに行こ。喉渇いた〜」
「ちょっ!待ってよー」