私と年上男とルームシェア




(亮太side)




やっぱり久しぶりのバスケは楽しかった


このボールの感触

バッシュと床の擦れる音


全てが懐かしかった…



つーか、こいつら上手いな…
コーチいらないんじゃないか?


練習風景を眺めていてそう思った

でも、実践見ないとわかんねえか…




「おーし、次ゲーム」


指示を出して実際のゲーム風景を見る

割といい感じだな…


あとは個々のスキルを伸ばせば…


しばらくゲームを続けて、休憩にした



ふと、ギャラリーを見るとアイツがいない




「誰を探してんのかなー?」


ニヤつきながら勇志が俺に近づく




「うっせ。ほっとけ」



「心配しなくても大丈夫だろ」


タオルで顔を拭きながら俺の横に座った


< 224 / 255 >

この作品をシェア

pagetop