私と年上男とルームシェア
(亮太side)
やっぱり久しぶりのバスケは楽しかった
このボールの感触
バッシュと床の擦れる音
全てが懐かしかった…
つーか、こいつら上手いな…
コーチいらないんじゃないか?
練習風景を眺めていてそう思った
でも、実践見ないとわかんねえか…
「おーし、次ゲーム」
指示を出して実際のゲーム風景を見る
割といい感じだな…
あとは個々のスキルを伸ばせば…
しばらくゲームを続けて、休憩にした
ふと、ギャラリーを見るとアイツがいない
「誰を探してんのかなー?」
ニヤつきながら勇志が俺に近づく
「うっせ。ほっとけ」
「心配しなくても大丈夫だろ」
タオルで顔を拭きながら俺の横に座った