私と年上男とルームシェア
(茜side)
飲み物を買って体育館に戻ると、亮太さんはさっきよりも楽しそうな顔で教えていた
そして練習が終わり、香澄ちゃんと別れ亮太さんとマンションに戻った
「どうだった?練習」
「すげえ疲れた。けど、楽しかった…ありがとな、茜」
「私は何もしてないよ」
「じゃあ、黙って受け取っとけ」
そう言い残して亮太さんはお風呂場に向かった
不器用だなあ…
それから亮太さんは仕事の空いた時間にバスケ部に顔を出していた
楽しそうにバスケ部の話をする顔を見ると、私はなんだか嬉しかった
そして、ある日
家の掃除をしているとケータイが鳴った
見てみると香澄ちゃんだった
「もしもし?香澄ちゃん?」