私と年上男とルームシェア




亮太さんは立ち上がった




「ゆっくりしていきなよ」


と、言い部屋に戻った




「香澄ちゃん…私にも香澄ちゃんの弱い所見せて。いつも助けてもらってるんだもん…私も香澄ちゃんを助けたい」


そう言うと、糸が切れたかのように香澄ちゃんは涙を零した

辛いことを抱え込んでいて、それを出すところがなくてどうしようもなかった…

それを勇志くんは黙って受け止めてくれたと涙しながら言ってくれた


しばらくして、香澄ちゃんは泣き止んだ


"ごめんね"という香澄ちゃんに友達だもんと言うと香澄ちゃんは笑った




「聞いてくれてありがとう…亮太さんもありがとうございました」


最後は香澄ちゃんはスッキリした顔をしていた

やっぱり、香澄ちゃんには笑顔が一番だ



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