私と年上男とルームシェア
もう少しで春休みも終わり
今日は晴れて気持ちがいい…
すると、インターホンが鳴った
出るとそこにいたのは亮太さんのお父さんだった
「こんにちは、茜さん。入ってもいいかね?」
お父さんに会うのは、あの日以来…
「お久しぶりです。どうぞ」
お父さんをリビングに促して、お茶を出した
「ああ、ありがとう…亮太とはどうかね?上手くやってるかい?」
「はい。お陰さまで」
「私は君に謝らなくてはいけない…1月のあの日は失礼をして申し訳なかった」
お父さんは頭を下げた
「いえ、そんな…私の方こそ挨拶をせずすみませんでした」
顔を上げてくれ…とお父さんは言う
「亮太には家だ、なんだと言って自由を奪ってしまった。そして、君との交際を一時は反対していた身だ。虫のいい話だが…亮太を幸せにして欲しい」