私と年上男とルームシェア
やっぱりこうなるのね…
「彼女さーん、そんなショボくれないの。あの人はあんたのことしか見てないわよ」
笑いながら香澄ちゃんは言う
まあ…そうでなきゃ困るけど…
って何考えてるの私!
そして、試合開始の時間がやって来た
ブザーが鳴って試合開始
前にもバスケ部の試合を見たけれど、今日の試合は何だかみんなイキイキしている
うちの大学が大量リードし、後半に入る
すると、ポケットの中でスマホが震えた
確認すると…
「ごめん、香澄ちゃん!ちょっと電話してくる」
「もうすぐ試合終わるわよー」
「うん!ちゃんと戻るから」
観覧席を出て、私は電話に出た
「もしもし…はい、まだ間に合いますよ。はい。それでは、失礼します」