私と年上男とルームシェア




止めたいなんて…思えない

むしろ…




「送り出してあげたい…」



「よく言った。笑顔で送り出してあげよう…」


香澄ちゃんは私を抱き締めてくれた




「ありがとう…香澄ちゃん」


話を聞いてくれてありがとう…


亮太さんから転勤の話をされたら、しっかり送り出してあげよう

笑顔で…


そして…私たちは眠りについた



次の日、起きると香澄ちゃんは隣にいなかった


ちょうど良く部屋のドアが開いた




「あ、起きた?おはよ」



「おはよ…」



「ご飯にしよう?10時に亮太さん迎えに来るって」


今日は土曜日

亮太さんは土曜出勤があるはずなのに迎えに来てくれるんだ…


香澄ちゃんが用意してくれた朝ごはんを食べて、用意をしているとチャイムが鳴った




「茜、亮太さん」


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