私と年上男とルームシェア




一口、また一口リゾットを口に運ぶ




「おい、こら。食い過ぎだ」


亮太さんが私のおでこにでこぴんをした




「痛っ…へっ?」


お皿を見るとリゾットが3分の1くらい減っていた


あれ…
私、こんなに食べてた?




「ご、ごめん…亮太さん。
でも、すごく美味しかったよ」



「そりゃ、ありがとよ。
…お前も頑張らなきゃな」


うっ…
痛いところをついてきた




「…亮太さんの意地悪」



「はいはい。ほら、俺の飯返せ」


笑いながら亮太さんはリゾットを食べ始めた


亮太さんにあんなこと言われたら、余計に頑張らないといけないじゃん…


ようし、目標は亮太さんのリゾット越え!


< 36 / 255 >

この作品をシェア

pagetop