私と年上男とルームシェア




「駅を過ぎたコンビニ…」



「すぐ行く。大丈夫だからな。
とりあえず、コンビニの中の外から見えない奥にいろ」


一旦切るぞ、と言って亮太さんは電話を切った


トイレから出て、外を見ずに奥の方に行った


亮太さんの声を聴いて、少しだけ震えがおさまってきた気がした



数分して、メガネ姿の亮太さんがコンビニにやってきた




「大丈夫か?」


私に近寄った




「外に…誰かいた?」



「ああ、うろうろしてる男がいた。お前顔見たか?」


首を横に振った




「帰れるか…?」



「…うん」


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