私と年上男とルームシェア




亮太さんは私の手を引いて、コンビニの外へ向かった


また震えが出てきた




「大丈夫だからな」


手を握る力を強めて、亮太さんは言った


外へ出るとこっちを見る男の人がいた



あれ、あの人…




「あの、あなた…その子の彼氏ですか?」


近付いてきた男の人


なんとなく見たことがあると思ったら、コンパの時に連絡を聞いてきた人だ…




「だったら何だ?」



「いえ…」


男の人は私をチラッと見て、舌打ちをして去っていった




「ほら、乗れ」


私にヘルメットを被せて、バイクに乗るように促した



< 43 / 255 >

この作品をシェア

pagetop