私と年上男とルームシェア
髪を乾かしながら気が付いた
亮太さんにまだお礼言ってない…
言わなきゃ…
リビングに戻ると電気が付いてなくて、ベランダ際のヘッドライトしか付いてなかった
ベランダには折り畳み式の小さなイスに座って煙草を吸う亮太さんがいた
窓に近付き、ノックをした
ゆっくりとふり返る亮太さん
「落ち着いたか?」
「うん」
窓越しの会話
月の光が亮太さんの顔を照らした
「迎えに来てくれて…ありがとう」
「おう。
疲れただろ?もう寝ろ」
「うん…おやすみ」