私と年上男とルームシェア



「もしかしたら出るかもしれねえだろ。
茜は…来てくれるか?」



「うん、いいよ」


私が了承すると…




「えっ、まじで!?」



「ちょっと、茜!?」


香澄ちゃんと勇志くんの声が重なった




「私、試合観てみたかったの。
ね?行こうよ、香澄ちゃん」



「…あ、茜がそう言うなら」


渋々といった表情で香澄ちゃんは了承してくれた




「サンキュー、茜!あ、香澄もな。
土曜日に市営体育館によろしくな」


そう言って勇志くんは笑って、走って学食を出ていった




「なによ…私はついでか」



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