好きなもんは好き。
まあ、そんなこんなで勉強してたわけなんだけど、
恭平もやっぱり頭がいいわけで。
いつも通りめっちゃわかりやすかったです…!!
ただ、あたしのメンタルは削られたけどな!!
「だー!やっぱ結構時間経っちゃうなー!」
気付けば昨日みたいに数時間が過ぎていた。
録画してたドラマがこの時間じゃ見れないな…。
でも、案外はかどったし良かった良かった!
「恭平!ありがとね!!」
とりあえず、ここまで進んだのも恭平のおかげなので、
机を挟んだ向かい合ったままの体勢で顔を上げて笑顔を向ける。
「…っ、別に」
「…なに赤くなってんのさ」
ふと見えた恭平の耳が赤くて、驚く。
え、ちょ、どうした…?あたし変なこと言った…!?
あたしの満面の笑みがなんかダメだった!?それはそれで傷つくぞ!!
「別に赤くねえし!」
「いやいやいやいや、嘘だよ。それは嘘だ。」
赤いからね、実際。結構赤いよ。
ちょっと待って、恭平がそんなんだからあたしまで赤くなりそうじゃん。