好きなもんは好き。






うぅ…、まだ地味に痛い。




地味とかそれが一番嫌なんですけど。




少しだけじんじんする額をばれないようにそっと摩る。





あれから素直に恭平の後ろをついて行ったら無事に体育館に着いて、入学式なう。






それでも、チョップとかひどい!脳細胞死んだ!






まあ、でもクラスも一緒だったら、





小篠の“こ”、と、櫻田の“さ”、で。






「舞香、もう無理、俺寝る。」



「は!?ちょっと起きてよ!」





恭平と毎回隣になるんだよねー、あはは。





男女に分かれてるはずなのにまさかの隣っていうね。なんだよこの腐れ縁。





小声でそう言って目を瞑る恭平は本当に寝ちゃいそう。





「おやすみ〜」



「何かあったら起こせよ」



「おっけーおっけー、任せなさい。」






まあ慣れちゃったんだけどね。中学の入学式でも寝てたじゃん。





…小学校は流石に覚えてないけど。





それにしても、校長先生の話長いな〜……。






確かに私も眠い…。








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