好きなもんは好き。
ちなみにあたしの班は、紫乃と同じクラスで仲良い佐奈(さな)ちゃんと、町田くん、町田くんと仲良い武田くんと、
あとは…、まあ、ね、
あたしの幼馴染様こと…、恭平。
まあね、うん、町田くんいる時点で大抵は分かると思ってた、覚悟してたよ、うん。
まあそんなわけで今は班で回るコースを話し合い中。
「恭平くんは?なんか希望ある?」
「涼しいとこがいい。」「却下。」
ふざけてんのか。夏だぞ、屋外だぞ。
夏なめてんのか。
涼しいとこなんてそうあるわけないでしょーが!!!
あたしの即座の否定にムッとした顔で眉間に皺を寄せてこっちを見る恭平。
「俺は涼しいとこがいいんだ!」
「夏にそんなとこそうそうないですから!!」
「図書館。」
「ふざけてんのか!!!?!??」
まじでこいつ旅行行く気あんの…??
まあまあ、と宥める紫乃の声でお互いに少し落ち着く。
いやー、取り乱した☆
やっちまったよ、こっそりひっそりクラスでやってこうと思ってるのに☆
あ、でもこれ前に佐奈ちゃんに言ったら、
「え?wwそれでこっそりなの?無理じゃない?www」
って草生やされたんだった☆