好きなもんは好き。

いや、静かに平凡に生きたいわけ！私は！





何でって、そんなのあたしの幼馴染様が目立ちすぎるからに決まってるでしょ！！






でもこのテンションが変えられるわけがないけどね☆





「もー、櫻田くんも舞香も仲良いのはわかったから。」




「ちょ、佐奈ちゃん！？今、恭平とあたしが仲良いって言った！？」




「うん、だって仲良いでしょ？」



「俺は認めない！」





「ねえ、舞香それは何キャラなの。」




ひっ！



冷たい声にギギッと振り向くと、“分かったからうるせえよ話し合い進まないだろうが静かにしとけよ”っていう黒いオーラを身にまとった紫乃様が微笑んでいました…






「ご、ごめんなさい…」






美人な紫乃の悪意がこもった笑みは怖すぎる…！！





「弱え…ダッサ、くっ…」





隣で堪え切れない笑いを漏らしてる恭平には、





「いってえ！？」





ガッと机の下で蹴りいれときました☆






ああ、もうこんなんだからおしとやかに生きれないのよ！






てかおしとやかとかあたしには無縁の言葉でしょ、絶対そうでしょ。