逃げた花嫁・17世紀編たまに21世紀
はぁ……結局、竹君さんと向かい合わせに座りお昼を食べてる。
竹君さんはオムライス私はハンバーグ……。
オムライスが食べたかったのにぃ――。
「「ちょっと!それ私の ……」」
竹君さんがハンバーグの付け合わせのマカロニサラダを食べてる。
私をハンバーグにさせたのはただ単に付け合わせのマカロニサラダが食べたいがため。
この方、意外と『マヨラー』なんです。
「ちょっと 食べ過ぎ!私の分がなくなります!!」
竹君さんの右手をパチンと叩いた。
ま ず い……。
「何だ?じゃないですよ!」
専務が一介の女子社員と社食でそれも二人だけで食べている事でさえ注目の的なのに…。
私が食べているサラダを自分の箸でお食べになったんですよ!
それも全く躊躇わずに平然と!!!!
何時も家でするように!!
「はぁ…。」
ため息しか出なかった
「おい ため息をつくと幸せが逃げるぞ!」
「………。」
明日からのいいえ!
今日の午後から私の幸せなOL生活を逃がしたのは上様…あなたです
「ここ空いてる?」
「はい空いてます。
えっ!?!?」