冷酷な飼い主様
祐実「はぁはぁはぁ」
息もとっくに上がってて足は限界に達している。
そりゃそうだよな家までは自転車で二十分かかり坂が多いんだ。
普通の人なら今の俺の状態になることはないだろう。
だが俺は学校にも行かないし外にも滅多にでない。
普段運動をしていない分、正直言ってキツイ
祐実「あっ」
…結愛だ。
それと顔が整いすぎている男。
間違えなくあいつは
祐実「鎖翼蓮(さつばれん)だ。」
そして蓮を守るよう囲むスーツ姿のやつら。
鎖翼組の組員か?
蓮「やぁ、久しぶり。元気だった?」
ムカつく。何度見てもそのうすら笑いは気味が悪いよ。
祐実「あぁ、元気だとも。兄さん」