冷酷な飼い主様
蓮視点


ふふふ。戸惑っているところを見ると笑いが止まらない。


それに最初は抵抗してたのに最終的には受け入れてたじゃん。


ニヤニヤが止まらないなぁ。


「蓮さん、あれ」


なんだ?


組員の指をさす方向にいたのは…佑都か。


蓮「もう君たちは帰って」


「…しかしっ!」


僕に反論する気なのかな?

ふふ。面白い


蓮「威勢がいいのはいいけどねぇ?僕に逆らう気?」


無表情でそう言ったら分かりました。と行って帰っていった。


車はおいてだよ?僕を歩かせるなんてそんなことしたら父さんが激怒するからね。


父さんは癌になってもう余命半年ほど。


後継者は僕だから組員には僕に従うように言っているみたい。


じゃあこの汗が滴り落ちるほど走るなんて僕の弟とはいえないね。


蓮「やぁ、久しぶり。元気だった?」


佑都「あぁ、元気だとも。兄さん」


あははっ楽しいな。その憎悪に満ちた目で見られるともっと酷い事したくなるじゃん。


佑都「結愛をどうするつもりだ」



蓮「分かってるんでしょ?ペットとして迎え入れてあげるんだよ」

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