冷酷な飼い主様
そう言うと不躾な弟は僕を思い切り睨んで僕のペットになる女を取り返そうと僕を蹴ろうとした。
まぁよけられるんだけどね。
蓮「祐実は相変わらず馬鹿だね。僕に勝てるとでも思ったの?」
佑都は全て僕より劣っているのに足掻きは嫌いだよ。
佑都「結愛だけは!!俺は…結愛が好きなんだよ…!!」
そうなんだ…そんなこと…
蓮「知ってるに決まってるじゃん。他にも僕のペットになる人の候補はいたよ。けど佑都、こうなることはわかってたでしょ?佑都が関わったから結愛ちゃん…だったかな?…まぁとにかくこの女の子は僕のペットになることになったんだ。」
結愛という女の子をしっかりと支えながら言った。
佑都「俺の…せい?」
その顔、見るのは何回目だろうか?
何回見ても飽きないよ。
けど結愛ちゃんも目覚めちゃうと思うしもう帰ろう。
僕は未だに立ち尽くしている馬鹿な弟を無視して車に乗った。