閉鎖病院
「真ー帆!!」 


 
親友の美樹が私を呼んだ。 
 



「ん?何?」 



 
クルッと私は振り向いた。 


 
「あのさ、今日、あの閉鎖した病院に行かない?」 
 



「え!?あの、病院に!?」 



 
あの病院とは10年前に何らかの理由で閉鎖された病院の事だ。


 
 
「でも・・・あの病院には、お母さんが近寄るなって・・・」 
 



私は下を向く。
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