ごめん、すき。
3滴
今日は久しぶりの廉とデート。
と言ってもファミレスでお喋りするだけ。
いつもならそれだけでも楽しいのに…
今日は気分がそれほど上がらない。
なんでだろう?
「愛?」
名前を呼ばれハッとなる。
目の前で手を左右に振りながら私を呼んでいる廉の姿。
『な、なに?』
「さっきから話し掛けてるのに…どうしたの?最近こんなんばっかじゃない?」
私の顔を心配そうな表情で覗いてくる廉。
「なんかあった?」
そう聞かれた時、頭を過ったのはお店から廉と女の子が出てきたところ。