ごめん、すき。
4滴
次の日、考え事をしていて眠れなかったこともあり、目覚めると時計の針はお昼を指していた。
遅刻!焦りながら急いで起き上がるけれど、今日は休日で学校は休みだったことに気づく。
安心した私は捲れ上がった布団にもう一度潜り込む。
そして、まだ眠かったこともあり、二度寝しようと目を瞑った。
けれど暫くしても寝ることが出来ない。
心がもやが掛かったように気持ちが悪いのだ。
その原因はきっと…廉と真綾との出来事。
やっぱり、こんな曖昧なままじゃ気分が悪いし、辛い。
だって、真綾のあんな辛そうな、悲しそうな顔を見たのは初めてだった。
そして、ふと閃く。
ちゃんと…話し合おう。