【コラボ】きのこ探偵マサト~ジャガイモ畑でつ・か・ま・え・て☆~
この学園の部活の予算委員長は教頭なので、簡単に逆らうわけにもいかないのが辛い。
だからせめて、彼のきのこ部に対する思いを少しでも変えたい。
「教頭先生、長野で採れたきのこです。
美味しいので、ぜひ食べてください!」
きのこ鍋の横で焼いていた、大きな焼ききのこ。
仲間内だけの、特別メニュー。
生姜醤油のみの味付けだが、とてもおいしいと評判だった。
教頭は一瞬目を輝かせたが、すぐにいつもの嫌味たっぷりな顔に戻り、しぶしぶを装って受け取る。
この教頭、本当は、きのこが好きだ。
特に原木栽培の椎茸が大好きだ。
焼ききのこの生姜醤油は、よく酒の肴にしているぐらいに。
だが、きのこ部は大嫌いだった。
部長の成績は優秀で、学年トップクラスだし、部員達も軒並み優秀な生徒ばかり。
もっと学園のために勉強して、学園のために、全体の成績の底上げをして欲しいと常々思っている。
だから本当は、部の申請を認めたくなかった。
しかし、優秀な者が集まって申請となると、部として認めざるを得なかったのだ。
品行方正、成績優秀。
取れる揚げ足は、なかった。
だからせめて、彼のきのこ部に対する思いを少しでも変えたい。
「教頭先生、長野で採れたきのこです。
美味しいので、ぜひ食べてください!」
きのこ鍋の横で焼いていた、大きな焼ききのこ。
仲間内だけの、特別メニュー。
生姜醤油のみの味付けだが、とてもおいしいと評判だった。
教頭は一瞬目を輝かせたが、すぐにいつもの嫌味たっぷりな顔に戻り、しぶしぶを装って受け取る。
この教頭、本当は、きのこが好きだ。
特に原木栽培の椎茸が大好きだ。
焼ききのこの生姜醤油は、よく酒の肴にしているぐらいに。
だが、きのこ部は大嫌いだった。
部長の成績は優秀で、学年トップクラスだし、部員達も軒並み優秀な生徒ばかり。
もっと学園のために勉強して、学園のために、全体の成績の底上げをして欲しいと常々思っている。
だから本当は、部の申請を認めたくなかった。
しかし、優秀な者が集まって申請となると、部として認めざるを得なかったのだ。
品行方正、成績優秀。
取れる揚げ足は、なかった。