【コラボ】きのこ探偵マサト~ジャガイモ畑でつ・か・ま・え・て☆~
ろく☆先生!きのこはおやつに入りますか?!
「なかなかおいしいきのこですな。」
「あの無駄な部も、粘りますねぇ。」
「さっさと廃部にするべきだったが、このきのこに免じて、しばらく存続を許してやるか。」
そうですね、と、笑い声が、4人だけの職員室に響く。
校内の見回りから職員室に戻った教頭と、その取り巻きの教師が、きのこ部から渡された焼ききのこを肴に、グラスを傾けた。
その中に、伊奈の姿もある。
教頭の取り巻き‥‥という訳ではないが、いつの間にか一緒くたにされていた。
業務上ついて回ることが多かっただけなので、他の2人のように、話に合わせて笑うこともない。
一人少し離れた自分のデスクで、湯のみの緑茶を飲みながら、書類に目を通している。