【コラボ】きのこ探偵マサト~ジャガイモ畑でつ・か・ま・え・て☆~
すかさず膝を折って視線を合わせると、手に持っていたベビーカステラの袋を優しく差し出す。


「はい、忘れ物。」

「おやつのふわふわです!みずきちゃんはおとうさんととりにいくところだったのです。」

「喜んでもらえて良かった。」

「ありがとうございます!」


取りに行くところだと行っていたが、現在地は全く違う場所だ。
瑛が模擬店の主催グループの名前を確認すると、きのこ部と書いてある。

そうか。
彼女の父親は、きのこ博士だったな。

だからきのこ部の模擬店にいるのは分かったような気がするが、この騒ぎの原因は分からない。

瑛は失敗を繰り返さないようにと、まりあに倣って膝を折り、瑞希と目線を合わせた。

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