【コラボ】きのこ探偵マサト~ジャガイモ畑でつ・か・ま・え・て☆~
頑張って言えたと満足げな瑞希の頭を、季節に似つかわしくない日焼けした手が優しく撫でた。
「正確には怒って真っ赤になったのではなく、あの赤味は中毒症状だと思われます。」
瑞希の頭の上から、万里の声が降ってくる。
どうやら本当に食中毒だったようだ。
瑛とまりあは立ち上がり、万里は身長差から取り残された瑞希を抱き上げ、目線を合わせてやった。
「食中毒って、きのこでですか?」
「はい。しかしもうそのきのこは手元に無く‥‥。僕は実物を見ているのですが、特定の条件下でなければ中毒をするようなものではないんです。」
「特定の条件?」
「飲酒です。」
高校生は飲んではいけないし、学園祭といえど、教師は仕事中だ。
飲酒など、あってはいけない。
「正確には怒って真っ赤になったのではなく、あの赤味は中毒症状だと思われます。」
瑞希の頭の上から、万里の声が降ってくる。
どうやら本当に食中毒だったようだ。
瑛とまりあは立ち上がり、万里は身長差から取り残された瑞希を抱き上げ、目線を合わせてやった。
「食中毒って、きのこでですか?」
「はい。しかしもうそのきのこは手元に無く‥‥。僕は実物を見ているのですが、特定の条件下でなければ中毒をするようなものではないんです。」
「特定の条件?」
「飲酒です。」
高校生は飲んではいけないし、学園祭といえど、教師は仕事中だ。
飲酒など、あってはいけない。