【コラボ】きのこ探偵マサト~ジャガイモ畑でつ・か・ま・え・て☆~
はち☆陰謀と策略の渦巻く、きのこ栽培場
オーランドがたどり着いた職員室は、がらんとしていた。
教師は皆、外に出払っているのだろう。

これは好都合とばかりに、教頭のデスクへと近付く。


「酒くさっっ!」


ぷんと匂う、アルコール独特の匂い。
しかし匂いだけでは証拠にならない。

食中毒と聞いていたので、てっきり嘔吐物などがあるかと思っていたのだが、それはなさそうだ。

酒の入っているはずのグラスは見当たらない。
これだけ匂いがしているのに、何故。


「あー、中毒したきのこって、これなんかなぁ?」


片付けられていない、透明なパック。
中身のきのこはもうないが、かすかにかけられていたかつお節が残っていた。

一応証拠かと、近くにあったビニール袋を適当に拝借して、入れる。

それから、備え付けの給湯室へと足を向ける。
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