【コラボ】きのこ探偵マサト~ジャガイモ畑でつ・か・ま・え・て☆~
高山とて、万里の知識には一目置いている。

(きのこの)豊富な知識に、見た目からは想像出来ない冷静さ。
前回も、前々回も、彼の(きのこの)知識に助けられ、無事解決したのだ。

有り難い存在なような、またきのこか!と、叫びたいような。

そもそも、事件の連絡を受けた時、嫌な予感はした。


『きのこを食べて、食中毒をおこした。
毒きのこを食べさせられたらしい。』


犯人まで指定してきた通報者は、しかし犯人に繋がる証拠が無いと言った。
だから高山が来ることになったのだ。

引っかかったのは、『きのこで食中毒』。

きのこが絡むと、大塚万里その人しか、思い浮かばなくなっている。

まさか居るはずはない。
そう思ってたどり着いた現場で見つけた、見知った顔。


「大塚さん‥‥。」


出会ってしまったから、頼りにしよう。
きのこ事件で、これほど頼りになる人物は、ほかにいないのだから。
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