【コラボ】きのこ探偵マサト~ジャガイモ畑でつ・か・ま・え・て☆~
万里によると、普通に食べただけでは、まず中毒を起こさないと言うことだった。
だが、中毒を起こし、通報が来た。
中毒者を、万里の目の前にまだいる。


「同時接種でない限り、こんなに強く中毒症状は起こらないはずです。」

「しかし、この先生方は飲酒などしていないと‥‥。」

「我々は仕事中ですよ?学園祭とはいえ、仕事中に酒を飲むなんてするはずないでしょう!」

この教師と万里は、先ほどからこの問答を繰り返していた。

同時接種でなければ、これほど強い中毒症状は出ないと言う、万里。
万里は懇意にしているきのこ部を守りたい。その思いが誇大表現をさせるのか。

仕事中に飲酒など、するはずがない。
当たり前の事を言いながらも、飲酒しなければ中毒することが無いきのこの、中毒患者。
教師は、危険なきのこ部を廃部にしろと、声高に叫ぶ。

嘘を吐いているのは、どちらか。
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