【コラボ】きのこ探偵マサト~ジャガイモ畑でつ・か・ま・え・て☆~
じゅう☆きのこ探偵、万里。


「まず、問題のきのこですが‥‥。」


オーランドからきのこのパックをもらい、蓋を開ける。
色も地味だし、目立つ特徴の無いきのこだ。


「これは確かに、毒きのこです。」


きっぱりと言い切る万里に、周囲はざわつき、教師はそれみたことかと、きのこ部の部長を睨む。


「あ!ほていさんです!」


まりあの手を握っていたはずの瑞希が、万里の手のパックを覗き込んで、一人だけ、この場にそぐわない明るい笑顔を振りまいた。


「はい、瑞希さん。よく覚えていましたね。」

「おとうさんのおんしつに、あります!」


毒きのこが個人の温室にあるとは、どういうことか。
ここで突っ込んではいけないとわかっていても、心の中ではツッコミの嵐だ。

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