【コラボ】きのこ探偵マサト~ジャガイモ畑でつ・か・ま・え・て☆~
ぎゅっとまりあの手を握って、瑞希はまりあを見上げた。


「また、あえますか?」

「会えるよ。瑞希ちゃん、忘れないでね?」

「はい!」


元気よく返事をしたが、まだ名残惜しそうに、動けずにいる瑞希。
今まで黙ってじっと見ていた瑛が、そっと、まりあのするように、しゃがんで瑞希に視線に合わせた。


「家族が、待っているんだろう。また、来ればいい。」


また来てもいいと言ってもらえて、瑞希は嬉しそうに頷く。
それから、リュックサックの中から、またあの子供用スナック菓子を出して、瑛に差し出した。

今度は瑛も、すぐに受け取る。


「‥‥皆で、食べさせてもらう。」

「はい!きよらおねえさんにも、よろしくおつたえください!」


大人のような発言に、まりあとオーランドは思わず笑う。
瑛は真面目に頷いて、立ち上がった。
それに続いて、瑞希は万里の所へ向かう。
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