【コラボ】きのこ探偵マサト~ジャガイモ畑でつ・か・ま・え・て☆~
こうして、大塚親子は帰って行った。
瑞希は、何度も何度も振り返り、手を振って。
嵐が過ぎ去ったかのように、まりあ達はほっと肩の力が抜ける。
「二人とも、本当にお疲れ様でした。」
「ああ。」
「ええて。また瑞希ちゃんに会えたしな!」
ほな、ボクは怒られに戻るとするわ。
そう残して、オーランドは持ち場へ戻っていった。
残されのは、瑛とまりあ。
少しだけ、沈黙の時が流れる。
先に口を開いたのは、瑛だった。
「‥‥まだ、時間はあるのか?」
突然の質問に、まりあは時計を見て時間を確認する。
長い時間が過ぎたような気がしていたが、まだ戻らなくても大丈夫そうだ。
「はい。」
瑛は少しためらってから、ずっと用意していた言葉を口にする。
「‥‥まわるか、学園祭。」
見上げた瑛の顔は、耳まで真っ赤だった。
まりあは嬉しくなって、でも気恥ずかしくて、顔が熱くなるのが分かった。
「ありがとう、瑛さん。」
小さくなってしまった返事は、それでも確かに瑛に届き、ぎこちなくそっと、手が繋がれた。
瑞希は、何度も何度も振り返り、手を振って。
嵐が過ぎ去ったかのように、まりあ達はほっと肩の力が抜ける。
「二人とも、本当にお疲れ様でした。」
「ああ。」
「ええて。また瑞希ちゃんに会えたしな!」
ほな、ボクは怒られに戻るとするわ。
そう残して、オーランドは持ち場へ戻っていった。
残されのは、瑛とまりあ。
少しだけ、沈黙の時が流れる。
先に口を開いたのは、瑛だった。
「‥‥まだ、時間はあるのか?」
突然の質問に、まりあは時計を見て時間を確認する。
長い時間が過ぎたような気がしていたが、まだ戻らなくても大丈夫そうだ。
「はい。」
瑛は少しためらってから、ずっと用意していた言葉を口にする。
「‥‥まわるか、学園祭。」
見上げた瑛の顔は、耳まで真っ赤だった。
まりあは嬉しくなって、でも気恥ずかしくて、顔が熱くなるのが分かった。
「ありがとう、瑛さん。」
小さくなってしまった返事は、それでも確かに瑛に届き、ぎこちなくそっと、手が繋がれた。