【コラボ】きのこ探偵マサト~ジャガイモ畑でつ・か・ま・え・て☆~
ため息が、息子の寝息と重なる。
考えるのは、やめよう。
娘の趣味はもう、矯正できないところまで、きている。
『○○学園の学園祭で、きのこの食中毒事故が起きたようです。』
きのこ。
その単語に反応してしまうほどには、自分も染まっている。
自嘲気味に笑ったが、ふと、重大なことに気付いた。
その学園祭に、夫と娘が行ったはずだ。
珍しいきのこ部があるとかで、スキップしかねない勢いで出掛けたのは、今朝のこと。
まさか。
『‥‥しかし、そこに居合わせた、国立博物館の学芸員である、大塚万里氏が‥‥』
「あいつは何やってんだーーー!!!」
叫び声で、息子が起きた。
まだ、夫と娘は帰ってこない。
洗濯物に顔をうずめた母を、息子がきゃっきゃと笑って見ていた。
【えんど!】
考えるのは、やめよう。
娘の趣味はもう、矯正できないところまで、きている。
『○○学園の学園祭で、きのこの食中毒事故が起きたようです。』
きのこ。
その単語に反応してしまうほどには、自分も染まっている。
自嘲気味に笑ったが、ふと、重大なことに気付いた。
その学園祭に、夫と娘が行ったはずだ。
珍しいきのこ部があるとかで、スキップしかねない勢いで出掛けたのは、今朝のこと。
まさか。
『‥‥しかし、そこに居合わせた、国立博物館の学芸員である、大塚万里氏が‥‥』
「あいつは何やってんだーーー!!!」
叫び声で、息子が起きた。
まだ、夫と娘は帰ってこない。
洗濯物に顔をうずめた母を、息子がきゃっきゃと笑って見ていた。
【えんど!】