君の一番星
「あ、優亜姉おはよー」
「おはよー李輝」
李輝は私の中2の弟。
とにかく明るい、元気、バカ。
でも姉思いの優しくていいこだと思う。
「優亜、パン焼けたから取っていいわよ。それと今日買い物してから帰るから遅くなるね。」
「はーい」
お母さんは洋服のお店で働いてる。料理は格別にうまい。少し乱暴だけど優しい。
私はパンを取って席につく。
がたっ
「おー優亜おはよう。」
私が椅子に座った音で気づいたのはお父さん。とにかく優しい。落ち着いてる。爽やかでオヤジって感じではない。
「おはよ、お父さん。」